6人体制を目の当たりにした日。
こんにちは、りくです。
2018年8月25日、朝9時台。
私は東京駅発の下りの新幹線に乗っていた。
この日、京セラドームで行われる、関ジャニ∞のコンサートに参加するため。
12時過ぎに新大阪で友人と合流し、ホテルに寄り荷物を預け、
昼食を食べると京セラドームへと向かった。
私はすでにファンを辞めていた。
今追いかけてる人たちを精一杯追いかけるため、腹をくくって卒業していた。
そんな新たな場所でスタートを切った数ヵ月後、
渋谷すばるのグループ脱退を聞かされた。
背筋を冷たい何かがつたった。
それは予想もしていなかった、ありえないと思っていた現実だった。
関ジャニ∞から脱退者が出る。
そして何よりも信じられなかったのが、
渋谷・横山・村上の、三馬鹿と呼ばれていたトリオが2人になること。
この3人は何があろうとも、未来永劫、一緒だって思ってた。
「アイドルに、いつまでもアイドルでいてくれとは言えない」
最近、本当にそう思います。
アイドルであろうと、ひとりの人間であり、その人生は一度きり。
その一度きりの人生をどう生きるか決めるのは、本人であれ。
だから、ファンはアイドルに、いつまでもアイドルでいてくれとは
言えない。
…言えないけどね、、、やっぱり、願ってしまうよ。
渋谷さんは、昔、アイドルであることが嫌だと思った時期がある
と聞きました。その頃は、私はまだ関ジャニ∞を追いかけては
いなかったので、深くまでは知らないけれど。
一時期、仕事をしていなかったとも聞きました。
けれど、私がファンになった後に見た渋谷すばるは、
マイクコードを指に絡ませながら、真っ直ぐに前を見据えて
「いつまでも、あなたたちのアイドルです!!」
そう、叫んでくれた。
葛藤を抱え、悩み、もがいた先に彼が見出した答えがアイドルで
あり続けることだったのが凄く嬉しかった。
今でも思う。あの時の彼の気持ちにも、言葉にも、偽りはひとつも無かったと。
そんな渋谷さんが、関ジャニ∞を脱退しました。
去年のツアー、最終日で見た姿が最後の姿になりました。
2018年8月25日、関ジャニ∞の関西デビュー日。
この日を迎えるのが、もの凄く怖かった。
6人体制の関ジャニ∞を目の当たりにして、私は一体何を思うのだろう。
「足らへん…って、思うんかなぁ、、、やっぱり。」
ってぼんやりと思っていた。
京セラドームに着き、ゲートを潜り入場し、席に着く。
2ツアーぶりのアリーナ席だった。
しっかりとステージが見える席。
友人と3人で並んで座り、あーだこーだとしゃべっていた。
しゃべっていないと、なんだか落ち着かなかった。
席に着いて30分後だろうか。
エイトコールからの暗転。
KANJANI’s EIGHTERTAINMENT
GR8EST 京セラドーム25日公演が幕を開けた。
もっとね、怖いって思ってた。
もっと、切なくなるんだろうなって。
泣くんやろうなって覚悟もしてた。
でも、違った。
ずっとずっと、右手を振り上げて、コールして、踊って、叫んで、
…笑っていた。
渋谷さんがいない。
分かりきっていたこと。
割り振られた、歌割り。
真ん中にいない、マイクコードを絡ませ、前かがみになり、
体の底から歌を届けてくれたひと。
いないよ、彼はいなかった。
でもね、”6人の関ジャニ∞”が、ストン!と心の中に落ちてきたんです。
驚く程にストン!と。
もっと、ちぐはぐだと思っていた。
もっと、違和感があるって思ってた。
その両方ともを、感じなかった。
「6人になった関ジャニ∞」やけど、彼らは紛れもなく
今まで20年近い年月を共にしていて、ひとり減ったからって
そこでいきなりぎくしゃくなる訳ない。
関ジャニ∞の絆って強いなって思わされました。
渋谷さんの脱退が発表された日、
関ジャニ∞が6人体制になると発表された日。
あの日の衝撃は、いつまでも忘れられないと思う。
でも、8月25日。
6人体制の関ジャニ∞を見て得た安心感も、
私はいつまでも忘れないと思います。
「大丈夫なんかな?」って思ってた自分へ。
「大丈夫だよ。大丈夫だったよ。」って伝えたい。
「アイドルとは、物語である。」最近、聞いた言葉。
「アイドルとは、人間であり、その人(達)の人間ドラマである。」と思う。
ありのままの、人間くさく、男くさい、そんな生き様を見せてくれるのが
関ジャニ∞であると思っている。
本当の本当に、一般人に近い、「俺らやって悩むし、立ち止まるし、
傷つくし、へこたれるときもある。やけど、立ち上がってるんやで。」って。
誰よりも、ほんまに、人間くさい道選んだなぁ…って思う。
自分の気持ちに正直に、ただ、真っ直ぐに。
「あほちゃうか…。」って今でも呟いてしまう。
「なんやねん、あほちゃうか…。」って。
6人体制の関ジャニ∞を見た今「すばるにおってほしいですか?」って
聞かれたら、YESともNOとも答えられなくなってしまった。
彼らは既に、6人での歩みを始めてしまったから。
でも、関ジャニ∞は「今は」6人です。って思う。
8人やった。ひとり脱退した。7人になった。
7人やった。またひとり脱退した。6人になった。
それが今なんですって。
関ジャニ∞は関ジャニ∞であり、それ以上でも以下でもないと思う。
エイトは、エイト。何があっても。
進むんじゃない、進めるんだぜ!!
始まるんじゃない、始めるんだぜ!!!
終わらない旅を続けよう
ここにいる!!
関ジャニ∞は、いつだって、関ジャニ∞らしく、そこにいてくれる。
関ジャニ∞のこれからの旅路に、笑顔がたくさん咲きますように。