ぷか、ぷかり。

今日も、にほんのどこかで、沼に浮かんでぷか、ぷかり。

ドルヲタ人生の終着駅が、ドリフェス!だった女の話 【中編】  その2

 

こんにちは、りくです。

 

あけましておめでとうございます。

今年もマイペースに推しを追いかけたいと思います。

 

さて、昨年からずっと書いている記事ですが、

ずっと続きを書きたいと思っていました、でも、書けなかった。

書きたいことが頭の中でまとまらないんです。

そんな自分のケツを叩き、「早よ書き!」と鼓舞し、パソコンに向かっています。

こんなマイペース人間ですが、本年もよろしくお願い致します。

 

以下、前回記事の続きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年2月末、腹をくくって推し変をした。

それは追いかける人だけに限らず、追いかける界隈すらも変えてしまった。

 

3月始め、追いかけ始めた矢先にファイナルライブの開催を告げられた。

追いかけ始めてすぐに、活動期間に限りがあることを知った。

 

「どないせぇっちゅうねん。」

それが正直な気持ちだった。

今、追いかけ始めたところで、これから全身全霊をかけて

追いかけたいと思っているのに、、、。

 

 

それでも、走り出してしまった。

残りの期間が限られてしまったから、はい、じゃ、ファンやめます。

とは、これっぽっちも思わなかった。

 

ただ、「何かする時間が限られた。」「何かするチャンスが限られた。」

と言うことが、悲しかったし、悔しかった。

 

だからと言って立ち止まってはいられない。

立ち止まっていたって時間は過ぎる。

 

アホみたいに猪突猛進な性格なので、

「もう、追いかけるしかないっしょ!!」

と腹をくくった。

 

 

 

 

ドリフェス!をDearDreamを追いかけると決めてから

新たに作ったTwitterアカウント。そこで、知り合ったフォロワーさん達。

そのフォロワーさん達が言う言葉で理解できないものがたくさんあった。

「オカワリって何ですか?」

ドリフェス!研究室ってなに?」

そんな私の疑問ひとつひとつに丁寧に答えてくれた。

「有料動画サイトがあって、登録したら見れますよ。」

 

こちら界隈に来て驚いたことのひとつが、有料チャンネルの多さです。

今までは、テレビを点けてチャンネルを回して、自担の出ている

番組を見ていた。

でも今は、テレビを見ているよりパソコンで有料チャンネルを

見ていることの方が多くなりました。

 

「この番組が見たいのであればこの有料動画サイト、こっちはここ。」

教えて頂く有料動画サイトにひとつひとつ登録した。

中には、「今週だけ出る」と言う番組のサイトににも登録した。

 

そして、もうひとつ驚いたこと。

番組の多くには、アーカイブがあると言うこと。

アーカイブ」その言葉の意味も、最初は分からなかった。

 

アーカイブとは番組を後から見れる、その場所・もののこと。

生放送で見れなくてもその番組を後から好きな時に見れるんです。

このアーカイブにすごく救われました。

もう2年以上も活動している彼らのこれまでに出た番組の大半が

アーカイブで残っていたんです。

「え?この番組、こんなにもたくさん放送してたの!?」

宝の山を目の前にして興奮しました。

「見なきゃいけないもの、たくさんあるじゃん!」

パソコンとタブレットに齧り付き、過去、放送された番組の

アーカイブを見た。

 

 

 

周りの方々から分からないことを教えてもらいながら過ごし、

公式グッズ販売サイトであるアスマートから初めてグッズを買った。

 グッズがネット通販で手軽に買える。キャッシュカードを持っていたので、

夜中に簡単に購入手続きができた。1週間ほど待つと、グッズが届いた。

 

 

 

 

 

知らないことを知っていくこと。

そのひとつひとつがたまらなく楽しかった。

 

 

 

 

 

ひとりでは気持ちを抱えきれなくなってしまい、

「誰かに私のこの気持ちを聞いてほしい!!」

と思っていると、以前追いかけていた界隈の先輩友達が

「一緒に鑑賞会しようかー。」「鑑賞会するなら付き合うよー。」

と言ってくれた。

「ぜひお願いします!!」と即返事で日程を決めた。

 

 

 

そんなある日、推しが

「舞台に出演します。」

と言い出した。

 

 

 

え? 舞台? ブタイ? え?

 

この舞台観に行ったら推しを見れますか!?

 

この時はあまり知らなかったのですが、推しが舞台に出るのは

久しぶりのことでした。

わぁっ!!と沸くTwitterのタイムライン。

ただ、ただ、

「会いたい」「行きたい」「観たい」

と言う感情が溢れた。

 

 

以前いた界隈とは勝手が違う。

ファンクラブに入ればチケット申し込みできる…と言うものではない。

そもそも、ファンクラブが無い。

チケットの申し込み方法を調べた。

一般販売で、しかも夜販売開始。

くしくも、一般販売の日は友達との鑑賞会の日だった。

 

友達に

「鑑賞会の日、チケットの一般販売があるんだ。だからその時間まででもいい?」

とお願いをした。

「いいよいいよー。なんだったら私協力しようかー?」

と言ってくれた。「うん、大丈夫。自分で頑張るわー。」なんて言いつつも、

内心不安でいっぱいだった。

 

 

鑑賞会当日、持って行ったDearDreamのファーストライブの

Discを観ながらあれこれとおしゃべりをした。

今ここにハマっていること、でも、すでにファイナルに向けて

歩き出してしまっていること。

初心者の拙い、嘆きのような言葉をひとつひとつ真摯に受け止め、

「後悔のないように推しなさい。」

と、背中を押してくれた。

「あなたと鑑賞会ができてよかった。」

と精一杯の感謝を伝えた。

 

 

チケット販売開始時間が迫ってきていた。

ひとりでは不安でたまらなくなっていた私。

 

友達に「ごめんけど、もうちょっと一緒に居てもらえない?」

「チケットの一般販売、ここでチャレンジするから一緒にいてほしい。」と。

「いいよー。」と了承してくれた。

「んじゃ、私ここでファンレター書くなぁ。」と言う友達に、

なんだか笑ってしまった。

 

 

チケット販売開始時刻、震える手で申し込む。

「キャスト指定ってなんなん?」「推しの名前で申し込んどけばいいの?」

初めてのチケットチャレンジだった。

「チケットの申し込みが完了しました。」

そう表示された画面を見て、「あっ…取ってもた…。」と、じんわりとした。

「チケット取れたー!!!」と叫ぶと、「よかったやーーん!!」と

友達が一緒になって喜んでくれた。

「これで初めて推しに会えるね。」って言われて、あぁ、会っちゃうんや…

と思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

チケット確保してから、1ヶ月後。

私は東京にいた。

 

 

チケット販売から公演日までの短さにも驚いた。

 

 

朝早くの飛行機に乗り、たどり着いた東京。

今日会うのは、よく見ていた過去追いかけていた人じゃない。

初めましての人。

その人を追いかけ、会いたい、観たい一心で東京まで来た。

 

 

アホなこと言うようやけど、ちょっと…挑戦でもあった。

今日、舞台を見て、私は今後追いかけて行くんかどうか。

馬鹿やから……背中押されるんかどうか。

気持ちはもう決まってはいるんやけど、初めてのことだから…。

自分がやっていけるんかどうか。そこすらも測る挑戦だなって思ってた。

 

 

 

「初めての現場、ひとりだと不安です。」と言う私に、

「一緒に行きますよ。」とフォロワーさんが申し出てくれた。

 

 

東京に着き、ホテルに荷物を預けると、フォロワーさんとの待ち合わせ

場所に向かった。

久しぶりの東京に気持ちが高揚……するよりも、ド緊張をかましていた。

ド緊張をかましすぎて乗る電車を間違い、遅刻した私を

「大丈夫ですよ。」と迎え入れてくれたフォロワーさんがあたたかかった。

 

 

フォロワーさんと事前に行く約束をしていたコラボカフェに向かった。

地元では見つけることのできなかったグッズが、すぐそこで

たくさん売っていた。

なんだか気持ちがふわふわしていたのを覚えている。

 

 

 

 

 

 

「もうそろそろ会場に向かいましょうか。」

と言うフォロワーさんの言葉で緊張が増した。

電車に乗り、あれこれと話をしながら会場のある新宿へ向かう。

新宿へ着くと「会場分かりますよ。」と言うフォロワーさんについて歩いた。

 

「会場、ここですね。」と言う声とともに見上げたビル。

新宿駅から数分歩いたところにある、ビル。

 

その入口に掲げられているポスター。確かにそこに推しがいた。

 

ポスターを撮影するフォロワーさんに、

「りくさんは撮影しないんですか?」

と言われたけれど、

「私は……いいや。」

と断った。

 

 

ただただ、頭の中が落ち着かなかった。

緊張とか、不安とか、そう言うの全部通り越して

自分が今何を抱え込んでいるのか分からなくらいにパニックだった。

 

 

 

 

とうとうここまで来てしまった。

 

人生で、ここまで緊張することってないってほどに震えた。

 

 

 

 

 

 

しばらくした後、フォロワーさんとともに会場に入った。

「物販行きましょうか?」と言うフォロワーさんに、

手とり足とり教えてもらいながらグッズを買った。

 

 

初めて入った会場、初めて経験する物販、目の前に広がる

フラワースタンドの海。

何もかもが新しすぎて、斬新で、脳内の処理能力を越えた。

 

 

 

 

 

 

 

客席につき、フォロワーさんとおしゃべりをした。

その目線の先にステージがあった。

 

ネタバレは読まんようにしよう…と思いつつも、ふと開いた公式レポートで

見た光景がすぐそこにある。

 

 

 

 

 

 

逃げも隠れもできない。

 

数ヶ月前まで知らなかった世界に、私は足を踏み入れたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

開演時間、暗転。

 

 

 

 

 

幕が開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

震える手を、ぎゅっと、握った。

 

 

 

 

 

 

 

開演後、しばらくして推しが出てきた。

 

 

一瞬でわかった。 あっ、来た  って。

 

 

 

 

 

 

 

 

「思ったよか、男らしい体格してはるわ。」

なんて冷静に考えつつも、

すぐそこから聞こえてくる推しの声にただひたすらに驚いた。

そこにいんねや、私本当に生で見ちゃってるんだって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねぇ、、、数ヶ月前までな、あなたのこと知らんかってん。

 

 

 

 

あなたのことどころか、こっちの世界のこと、本当に、

少しも知らんかってん。

 

 

…全然、違うところで生きとったから。

 

 

 

 

 

 

 

ある日突然だった。

たまたま見たアニメ。

 

そこから、ずるずると引きずり込まれた。

 

 

 

 

でもな、自分の生きとった世界をどうこうして…なんて思ってなかったんよ。

だってずっとそこで生きててんもん。

その世界でしか、生き方、知らんかったんやもん。

 

これからもずっと、そこで生きてくんやろなって思ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな私を、あなたが、あの世界から、引きずり出したんや。

 

 

 

 

 

 

 

 

推しから目が離せなかった。

 

息すらも、上手くできていた自信がない。

 

 

 

 

「あぁ、この人のこれからを、これから先、見て行きたい。」

と思った。

 

 

 

 

「やっぱり私この人に、惚れたんだ。」

と思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

20年アイドルファンとして生きてきた。

同じ世界で、ずっと生きてきた。

 

 

 

そんな私の人生を変えたのは、

7つ年下の男の子でした。