想いを、乗せて。
こんにちは、りくです。
とうとう、武道館公演まで1週間を切ってしまいました。
私のアイドルファン人生も、あと1週間ほどで幕引きとなります。
周りの友達が武道館公演に向けて着々と準備をしている中、
私もちょっとずつ、準備をしています。
ここのところ、周りでよく言われているのが
「お手紙書いた?」
と言う言葉です。
今回の武道館公演でキャスト・キャラクターに出すお手紙。
誰に書いて、誰にはまだ書けていない…とか。
はたまた、こんな便箋で書いた、封筒に入れた。
そんな言葉が飛び交っています。
私はと言うと、誰にも書けていません。
誰にも、書けないと思います。
これがファ…○ナルなんだよ?
今書かなかったら後悔するんじゃないの?
誰にも?…誰にも書かないつもりなの?
うん、きっと、誰にも書かない。
私がこちら界隈に来て驚いたことのひとつが、
キャストとファンの距離の近さだった。
「言葉を投げかければ届く」そのあまりの距離の近さに驚愕した。
「イベントに行けば話せるよ」
「現場に行けば話せるよ」
友人に言われて驚いた。
私が過去いた界隈では、話す…なんて夢のまた先の夢だった。
20年ほどいた界隈で、私がご本人様と話せたのは1回?
「お手紙は出すものなんだよ。」
「書いて出すの!毎回!」
そう教えてもらったものの、書くことができなかった。
私の言葉が届く。届いてしまうことへの恐怖。
自分が思ってるのと違う意味で相手に届いてしまったら…。
この言葉、意味を含め過ぎてないかな?
悪い、マイナスに受け取られないかな?
ちゃんときちんとした文章になっているかな?
そう思うと、どうにも書けなかった。
Twitterでのリプにさえ緊張して、何度も何度も読み返して、
誤字脱字はないかなって何回も確認して。
結局、ありきたりな文章しか送れないでいる。
ファ○ナルへの時間が押し迫ってきた。
ふと、妹との電話で、うちわを並べて「どれ持って行こうか?」と話した。
「右上のがいいんじゃない?」「でも、文字はこっちの方がいいよね。」
なんてあれこれ相談して。
「よし!これを持っていこう!」と決めたとき、ふと、
「他のメンバーのうちわも作りたい。」と思った。
それから数日、火が付いたようにうちわを作った。
何かを払拭するように、気持ちの整理をするように。
DearDream、5人全員分のうちわが完成した。
お揃いの、各々のメンバーカラー入りの5つのうちわ。
うちわを作りながら、「あぁ、やっぱり私にはこれが合ってる。」と思った。
手紙は書けません。きっと、書いて出してしまったらその後を気にしてしまう。
そんな私が、気持ちをありったけ込めてうちわを作りました。
アイドルファンにとってうちわは、一種のラブレターやって思ってます。
あなたのファンがここにいますよ。あなたたちのファンがここにいますよ。
いろいろ考えた気持ちをこのうちわに託します…って。
お声かけさせてもらったら、メンバーのうちわは、友人が持ってくれることに
なりました。快く「持つよ!」って言ってくれた友人に大感謝です。
アイドルファンは、最後の最期までアイドルファンです。
私にとってうちわは、青春を共に駆け抜け、
いろんな気持ちを届けてくれた
”相棒”です。
そんな相棒と一緒に、今週末、武道館に行きます。
お手紙、出せなくてごめんなさい。
でも、その分の気持ちをうちわに込めて持ちます。
最後の最期まで、アイドルファンでごめんなさい。
でも、最後の最期までアイドルファンでいれて、嬉しいとも思います。
笑顔で幕引きできるように。
少しでも、届いたらいいな。