【推しらせです。】

好きなものを、好きなだけ、好きと叫べ!!!!!!!

誰かを”推す”と言うこと。

 

こんばんは、りくです。

今日は、現場に行く日に向け準備をしている途中でこの記事を書いています。

 

私は長年誰かを推すことをしてきました。

振り返ってみれば、本当にいろんなことがあったなぁって思います。

楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと、

本当にいろんな感情を経験してきましたし、様々なできごとがありました。

それでもなお、今も誰かを推しています。

 

ふと立ち止まってみると思うんです。

「私は、一体なんのために、何を求めて推しているんだろうか。」

どれだけ考えても堂々巡りで答えが出ません。

そんな私が、現場に行く日を目の前にして、ただただ気持ちを書き綴らせて

頂きたいと思います。きっと、いつにも増してまとまりのない文章だと思います。

それでも大丈夫だよと思ってくださる方は、私のひとりごとに付き合って

くださいますと嬉しいです。

 

 

 

・好きに限度は、なくていい

 

これは、私が誰かを追いかけていて思うことです。

恋愛でも、友情でも、誰かを愛おしいな、素敵だな、好きだなと思うこと

ってあると思います。私自身、すごくあります。

それでも、口にするのは難しい。時に恥ずかしく、伝えた時に相手に

どう思われてしまうのか、気にしてしまいます。

でも、誰かのファンをしていると、相手のことを好きだと思う気持ちや

その気持ちを書き綴ることに限度はなくていいんじゃないかなと思っています。

そりゃ、マナーや節度はありますが、「どれだけ好きと言ってもいい相手」

それが”推し”なんなじゃないかなと思っています。

どこが好きだとか、何が素敵だったとか、身近に居るひと相手だと恥ずかしい

と思ってしまうようなことも、推しのことだと自然と書きたくなる。

むしろ、周りのひとに「私はこんな素敵なひとを応援させてもらってるんだよ。」

とお知らせしたくなる。

「いくら好きだと言ってもいい相手」それってすごく素敵な存在だと思います。

 

 

・一緒に居てくれる友人が居るから

 

誰かを推すことは、推しと自分だけで成り立っている訳ではない。

私は、推しと友人と自分が居るから成り立っていると思っています。

 

今まで複数のグループ、人たちを追いかけけてきましたが、

どこの界隈でもあたたかい人たちと知り合えたからこそ

そのグループを追いかけ続けれたんだと思っています。

 

「同じグループ(ひと)が好き。」と言う共通点で知り合った、

年齢も、職業も様々なひとたち。

最初は、追いかけているグループ(ひと)の話ばかりしていたのが、

いつの間にか仕事のこと、日々あったこと、悩みごと、愚痴等、

私生活のことを話すようになっていたりします。

 

一緒に現場に行き、食事をしたり飲みに行ったり遊びに出かけたり、

一緒に泊まったり。泊まった時は、真夜中・寝る寸前まで話していたり。

 

そんなあったかい友人たちが一緒にいてくれて、「このひとたちと

一緒に追いかけれているからこそ、楽しんだ!」と思えるからこそ

誰かを追いかけ続けれると思っています。

 

しんどい時に話を聞いてくれて支えてくれたり、

嬉しい時には泣きながら一緒に喜んだり、

前に踏み出せない時には強く背中を推してくれたり、

一緒に現場に行った時は、一緒に楽しんでくれたり。

そんな友人たちが私は大好きです。

 

友人たちに会えるから、現場に行く。

現場に行く理由のひとつです。

 

 

・慣れない場所でも、生き続ける理由

 

私は、今月末で今の推しを推し始めてから3年目に突入します。

右も左もわからない世界に居る推しのことを知って、自分の直感を頼りに、

迎えてくださった暖かな諸先輩方に手を惹かれ今の場所に来て

もうすぐ、2年が経過しようとしています。

 

それでも、まだまだ私はぺーぺーで、初心者マークはいつまで経っても取れる気が

しませんし、わからないことはすぐに友人に聞いてしまっています。

「こっちの世界慣れた?」と聞かれたら「…ちびっとね。」と答えます。

そんな状態ですが、それでも私はここにいます。

 

大人になってからの慣れない場所は、結構不安だったりもします。

チケットを取るにしたっていまだに不慣れですし、現場に行くたびに

ひどく緊張します。

なんでそんなになってまでここにおんねんって話ですけど、

それは言わずもがな、追いかけたいと思うひとがいるからです。

 

長年追いかけ続けた界隈からこちらの界隈に移り住み、

今まで常識と思っていたことが通用せず、新たな常識・知識を学び、

無知な状態からひとつひとつ知っていっている状態です。

 

「追いかけたいひとを見つけた。でも、そっちの世界のことがわからない。」

 

2年前、私がぶつかった壁です。

何も知らなかった。目にするもの、聞くもの全てが新たに知るものばかり。

無我夢中でがむしゃらに、分からなければ聞き、調べ、見。

ときに体当たりで現場で経験してきました。

でもね、そうやって新たに知っていけることがあるのは楽しくもあるんです。

「私まだ、こんなにも知らないことだらけだったんだ。」

「新発見がいくつもある。」

 

そして、あたたかな界隈で、知らないことを聞けば教えてくださり、

ときに手を引いて「こちらですよ。」と案内してくださる先輩方がいる。

 

今もし、

「追いかけたいひとを見つけたいけど、そっちの世界のことがわからなくて不安。」

と思っている方がおられるとしたら、まずはその世界を覗いてみてほしい。

その先で、「ちょっとだけ足を突っ込んでみようか。」と移り住みまでは

しなくとも、留学くらいの感覚でしばらく過ごしてみてほしい。

その中で、追いかけたい(気になる)ひとのことを知っていったり、

ファンの方と触れ合ったり、現場に行ってみたりして…、身の振りなんて

その先でいいのではないかなと思っています。

しばらく過ごして「居続けたいな。」「推したいな。」と思ったのなら、

掛け持ちも良いと思いますし、移住も良いと思います。

 

私は、まだまだ不慣れですが、今ここに入れて楽しいですし、幸せだと

思っています。

知らないこと、知っていけること、新発見をくれるこの世界が楽しいです。

 

 

・初めての…

 

長年誰かを追いかけていると、初めてのことってだんだんと

少なくなってきます。それでもそれは、退屈なんかではなく、

何度も経験する中だからこそ学べることがあり、経験があるからこそ

生きることもたくさんあります。

そんな中、私は、初めての…ってもうそんなに、

経験することはないんだろうなって思っていました。

 

そんな私が、今の界隈に来て、初めて経験したことが2つあります。

 

1つ目は、「追いチケ」

追いチケとは、追加でチケットを買うことです。

 

私は地方民なので、現場に行く時はスケジュールをしっかり立てて行きます。

観させて頂く公演は、予め決め、その公演に合わせて行き帰りの便・ホテルを

予約します。

なので、追いチケをすることはほぼ不可能でした。

 

そんな私に巡ってきた、推し出演のある舞台。

2パターンあるシナリオ。片方には推しがメインで出るけれど、

もう片方にはメインでは出演しないものの出演自体はする。

私は、推しメインのシナリオ回のみ、チケットを取っていました。

 

そして迎えた公演当日。

昼公演にて推しメインのシナリオ回を見たその足で、

会場出入り口ドアを出るよりも先に、追いチケしていました。

「すみません。夜公演のチケットがほしいです。」

スタッフさんにそう告げると、

「座席はどこになさいますか?」

目の前に広げられた座席表。

緊張の中、「それじゃ、ここでお願いします。」と後方席のチケットを買いました。

”初めての追いチケ”

今まで絶対に無理だと思っていた経験を、推しの元でさせて頂きました。

 

もうひとつの、初めての経験は「最前列」

今までそれなりの公演数のコンサートに行かせて頂きました。

舞台鑑賞も、コンサートよりは少ないものの、させて頂いて参りました。

ですが、私に巡ってこなかったもの。それは、最前列

周りの友人は、「私○○で最前だったよー。」なんて言うのに、

私がその経験をすることはありませんでした。

これから先もしばらくそんなことないんだろうなぁ…と思いつつ、

いつかは座れたらいいなぁ...と思っていました。

 

そんな気持ちを胸に発券した、推し主演舞台のチケット。

発券されたチケットに印字された、最前列を示す列番号。

「ん?んんん!?」

 

誰かを追いかけることをウン十年していると、

こんな経験をすることもあるんですね。

 

ここまでの道のりが長く遠いものでした。

やっとのやっと、巡ってきた最前列。

 

観劇当日は、本当に緊張しました。

開演前、座席に座っていると、スタッフさんに

「こちらの席は一部映像が見にくい席となっております。

  よろしければ数列後ろにはなりますが、中央ブロックに移動して頂くことが

 可能です。いかがなさいますか?」

とお声かけ頂きましたが、

「すみません。ここがいいです。」

とお答えさせて頂きました。

その時、あまりの緊張で手が震えていたのですが、それでも巡り巡って

やっとたどり着いた最前列。腹をくくり、勇気を出してそこに居たので

その場所からの景色を見たかったんです。

 

「追いチケ」「最前列」そのふたつは、私にとって「やっと辿りついた場所」

でした。長い長い年月の中で、無理だと思っていた、遠いと思っていた場所。

だからこそ、すごく嬉しい経験でした。

 

 

・遠い場所から…

 

何度も口にしておりますが、私は地方民です。

東京から遠く離れた、日本の田舎町で暮らしています。

生まれも育ちもここで、今のところ、この街を離れる予定はないです。

遠い場所から、活動場所はほぼ東京な推しを応援させて頂いています。

 

東京に行くにはお金も時間もかかります。

毎月なんて、とてもじゃないですけど、行けないです。

去年、現場に行けたのは3回でした。

その現実が辛くなり、悔しくなり、しんどくなって涙したこともありました。

それでも、今も推しのもと、ファンをさせて頂いています。

 

そして、今日、推しに会いに行くための準備をしています。

 

滅多にない推しに会える日。そんな日が、数日後に迫っていることが

なんだか不思議で仕方ないです。

 

いつも現場当日、会場に着くと思うんです。

「今この建物の中に推しがいるって......嘘やろ?」って。

いつもは、何百キロも離れた場所で暮らしているので、

いきなり縮まったその距離が不思議で仕方ないんです。

 

このワクワクを、楽しさを、年に何度も経験できたらいいのだけど、

それができない現実で生きているので、回数的多くはないけど、

それでも経験できる時にそのワクワクや楽しさを爆発させれたらいいなと

思っています。

 

荷造りって、幸せも一緒に詰めてるんだなと思いました。

 

当日、このカバンを手にして、ただただ幸せ目掛けて歩き出せるんだと思うと

そんな幸せをくれる推しにどれだけ感謝してもしきれないなって思います。

 

キャリーケースを引きながら、慣れた道をワクワクしながら歩き出すまで

あと数日です。

 

その先に、待っていてくれる友人がいる。

そして、見たことのない景色を魅せてくれる推しがいる。

 

誰かを推すこと。

その理由を見つけ出すことは、まだまだ私にはできないけれど、

あたたかな友人たちと一緒に過ごす毎日の中で、

「今日も推しを推していました」

「今日も推しは素敵に輝いていました」

そんな日々を過ごしていけるといいなと思っています。